四條畷市くすの木公園（基本計画・実施設計）

　「くすの木公園」は四條畷市役所から近く、四條畷南小学校の南側に位置する、くすの木園（社会福祉施設）跡地に整備された公園であり、弊社では基本計画・実施設計を行った。

　基本計画では、近隣の住民の方を対象としたワークショップの企画・運営を行い、「多世代が利用できる公園」、「明るく安全に利用できる公園」、「地域住民が親しみを持てる特徴のある公園」をテーマに、空間や利活用のイメージをまとめた。敷地周辺に住宅が隣接する環境であることから、特に、子どもがのびのび遊べる環境づくりと周辺の住環境への配慮のバランスをとるための空間ゾーニングや施設配置について検討した。

　実施設計では、ワークショップの意見をもとに、築山をシンボルとした子どもの遊び場や、幼児が安全に遊べるエリア、公園を周遊しながら健康づくりができる憩い空間などを具体化する設計を行った。また、雨宿りのできる休憩所やトイレや防災施設などの設備も検討し、地域住民が愛着を持って利用できる公園を目指した。

　本公園は地域住民の方々の意見を参考に「くすの木公園」と名付けられ、令和６年７月にオープンした。公園を利用する子どもたちからは公園ができて嬉しいといった声も聞くことができ、青々とした芝生のなかで子どもたちがめいいっぱい遊び、地域の方々が見守り、語らう姿が見られる公園となっている。

ワークショップの内容についてはこちら（四條畷市ホームページ）

名　称：①くすのき園跡地公園整備に伴う計画設計支援業務（基本計画・ワークショップ）

　　　　②くすの木園跡地公園整備実施設計業務（実施設計）

期　間：①令和４年３月～令和４年8月

　　　　②令和４年９月～令和５年３月

発注者：四條畷市

所在地：四條畷市米崎町

面　積：約0.21ha

ワークショップの様子