LANDSCAPE CONSULTANTS

打出公園・打出教育文化センター日本庭園(実施設計)

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芦屋市が進めるエリアマネジメントの取組の1つである「打出の小道プロジェクト」の一貫として、地域の方々に親しまれる公共空間の再構築・にぎわい拠点の創出を目指し、打出公園と隣接する打出教育文化センターのリニューアルが一体的に行われた。弊社は、打出公園(約0.17ha)および打出教育文化センター日本庭園(約0.08ha)の改修に向けて、ワークショップなどで把握した地元意見や、建築との関係性を踏まえて、実施設計を行った。

ワークショップでは、多様な立場からの意見に対して、周辺住宅への配慮と利活用空間としての機能のバランスをとるゾーニングや、既存のシンボル樹を活かし高低差を処理しながら休憩やイベント時のステージとしての機能を兼ねた段状デッキの提案などを行った。また、日本庭園の樹木の整理や視点場の設定、公園のオリジナリティを継承する施設計画などを行い、緑豊かで歴史のある環境を継承しながら、多世代が利活用しやすい公園・庭園の一体的な計画・設計をまとめた。

リニューアル前は密度の高い植栽とフェンスにより分断されていた公園と日本庭園が、整備によって一体利用できるようになり、同時に改修された打出教育文化センターの建物内も含めて、多様な利活用が可能な空間となった。現在は、木陰でお弁当を広げたり、やわらかいボールでボール遊びを楽しんだり、ふらっと訪れた人が休憩所からこどもたちを見守ったり、こどもたちが元気に庭園を探索したり、多世代が思い思いに楽しむ風景が広がっている。

また、ネーミングライツにより、打出公園、打出教育文化センター、図書館打出分室を一体とした呼称として『うちぶん』という愛称がつけられ、自治会と市で打出公園のルール・マナーづくりが行われるなど、官民連携の取り組みも進められている。

 

オープニングイベントの様子についてはこちら

公園の変遷やワークショップの内容については芦屋市ホームページよりご覧ください。

 

名称:打出公園改修設計業務(実施設計)

期間:令和3年6月17日~令和4年6月30日

発注者:芦屋市

所在地:芦屋市打出小槌町

面積:公園 約0.17ha / 日本庭園 約0.8ha

 

↓ リニューアル前の様子

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